新幹線でスマホを忘れた話〜日本の捨てたもんじゃない優しさに学んだこと〜
皆さん、こんにちは。
先日の出張での出来事です。 新大阪から品川まで新幹線で移動したのですが、到着前にちょっとしたトラブル……というか、さわやかな出来事がありました。
新幹線が品川駅に近づき、下車のために車内の通路で列に並んでいた時のことです。 後ろから「ちょっと待って!」と、人混みの列を強引に割り込んでくる若い女性がいました。
恥ずかしながら、内心「えっ、急に割り込んでくるなんて、ちょっと迷惑だな……」と身構えてしまった私。
しかし、その方の目的は私だったのです。
「コレ!」
そう言って私の手元に差し出されたのは、なんと私が前の座席のポケットに入れたまま忘れていた、会社の通話用スマートフォンでした。
周りに外国人の乗客が多かったこともあり、咄嗟に出た言葉は「サンキュー!」。 焦っていたとはいえ、思わず英語でお礼を言ってしまいましたが、ハッと気づいて改めて「ありがとう」とお伝えしました。
思い返せば、その女性は新大阪から同じ3列シートの窓側に座られていた方でした。通路側に座っていた私の置き忘れに気づき、わざわざ席を立って人混みをかき分け、届けてくださったのです。
本当はもっときちんとお礼を申し上げたかったのですが、私は品川で下車、その方は東京駅まで行かれるご様子で、その場限りの見送りとなってしまいました。ホームに降り立ってから、「もっとしっかり喜びを表現して、感謝の気持ちを伝えるべきだったな……」と悔やまれて仕方がありませんでした。
海外ではスマホを手に持っているだけでも盗まれることがあると聞きます。 そんな中で、見知らぬ他人のためにわざわざ人混みをかき分けて落とし物を届けてくれる。日本の治安の良さ、そして人の親切さは「まだまだ捨てたものじゃないな」と感動しました。
最初は「割り込まれて迷惑だ」と自分本位に疑ってしまった自分の小ささを反省すると同時に、見返りを求めず人に親切にすることの尊さを、その女性から教わった気がします。
私も今回の感謝を忘れず、誰かに優しさを還元できる人間でありたい。 仕事でも日常でも、人に親切に巡り巡る気持ちを持って行動していこうと、気持ちを新たにした出張となりました。
あの時の女性へ、このブログを通じて届くわけではありませんが、改めて心からの感謝を送りたいと思います。本当にありがとうございました!
