世界一のゴールと「目的の力」——大谷翔平選手から学ぶこと
月刊誌『日経トップリーダー』を読んでいると、元日本ハムヘッドコーチの白井一幸さんが寄せられた、大谷翔平選手に関する興味深い記事がありました。
2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)期間中の出来事です。 侍ジャパンの選手たちが「久しぶりにトンカツが食べられる!」と喜んでいたとき、大谷選手はなんと衣をすべて外して肉だけを食べていたそうです。パスタが出てもかけるのはオリーブオイルと塩のみ。 さらに、ダルビッシュ有投手がチーム全員をステーキハウスに招待した際も、「明日に備えて寝ます」と辞退したといいます。
普通なら「付き合いが悪い」と言われそうな行動ですが、侍ジャパンの選手たちは誰一人として嫌な顔をせず、納得していたそうです。「大谷は毎日10時間寝ると決めている」「二刀流は人一倍エネルギーを使うからだ」と、全員が彼の姿勢を理解し、尊重していたからです。
白井さんが「それほどストイックだとストレスにならないか?」と尋ねたところ、大谷選手はこう答えたそうです。
「僕は世界一の選手になると言い続けているんですよ。
食べたいものを食べ、遊びたいときに遊び、サボりたいときにサボっていたら、世界一というゴールから遠ざかってしまう。ゴールから遠ざかる方が、よっぽどストレスでしょう。
ストイックにやるということは、今日も自分はゴールに近づいたという喜びしかないんじゃないですか」
これが、まさに「目的の力」なのだと痛感されたそうです。
もちろん私自身は大谷選手ほどの規格外の存在ではありませんが、トライアスロンやトレイルランニングのレースに向け、飲み会を極力控え、夜10時頃には就寝する生活を続けています。そのため、彼の言わんとすることが少しだけ分かるような気がしました。
目標に向かって自分を律することは、我慢ではなく「ゴールに近づく喜び」そのものであること。 経営においても、明確なゴール(目的)があるからこそ、ブレずに決断し、前進できるのだと改めて身が引き締まる思いがしました。
今週も一日一日を大切に取り組んでまいります。

