新人の頃、父から教わった「木戸に立てかけし衣食住」の話
皆さん、こんにちは。
今回は、私が社会人になったばかりの頃の、少し懐かしい話をしようと思います。
当時、スーパー営業マンだった私の父親から、社会人祝いの代わりにこんなアドバイスをされました。
「初対面の人と話す時は、『木戸に立てかけし衣食住(きどにたてかけしいしょくじゅう)』を頭に入れておけ」
これは雑談のテーマに困った時の「お助けキーワード」です。
- き:気候・季節・天気
- ど:道楽(趣味)
- に:ニュース・時事
- た:旅・旅行
- て:テレビ
- か:家庭・家族
- け:健康
- し:仕事
- 衣食住:衣服、食べ物、住まいに関する話題
社会人0年生だった当時の私は、若さゆえの反発心もあり「はいはい、わかりましたよ」と口うるさく感じてしまったのを覚えています。
確かに「今日は暑いですね」という天気の話は誰とでもできます。ですが、毎回そればかりでは相手も退屈してしまいますよね。当時の私は、どこか「型にはまった営業テクニック」のように受け取ってしまっていたのかもしれません。
しかし、時が流れて自分自身が仲間や部下を持つ立場になった今、ふと振り返ると「自分は今、ここまで相手と丁寧に向き合えているだろうか」と反省することがあります。
この「木戸に立てかけし衣食住」の本質は、単なる口上手になるためのテクニックではありません。
「相手に敬意を持ち、目の前の人に強い関心を持つこと」
これに尽きるのだと、今になって痛感します。
相手に興味を持っていれば、「最近何か面白い映画(テレビ)観ましたか?」「そのネクタイ(衣服)、素敵ですね」「体調(健康)はいかがですか?」といった言葉が、自然と心から出てくるようになります。型を覚えるためではなく、相手との心の距離を縮めるきっかけ作りのために、この言葉はあるのです。
営業でも、社内のコミュニケーションでも、一番大切なのは「どれだけ相手に関心を持てるか」です。
皆さんも、もし「何から話せばいいんだろう」と迷う場面があったら、ぜひこの言葉を思い出してみてください。そして何より、目の前の相手への敬意と興味を持って、一歩踏み出してみてくださいね。
今週も相手へのリスペクトを胸に、楽しく素晴らしい仕事をしていきましょう!



