杉本真吾氏の講演を聞いて――「不確実な世界」を勝ち抜くための組織とリーダー論
こんにちは、社長の前田真教です。
先日、アマチュア野球界や甲子園の解説でも広く知られる杉本真吾氏の講演を拝聴する機会がありました。 野球というスポーツの深さはもちろん、ビジネスにおける「組織づくり」や「リーダーのあり方」にもそのまま直結するなと気づかされたお話でした。
今回は、私自身の備忘録も兼ねて、特に心に刺さったエッセンスを皆様にシェアしたいと思います。
■ 野球は「7割が不確実」だからこそ面白い
杉本氏のお話で冒頭に深く納得したのが、「野球は打率3割の世界、つまり7割は不確実な要素で成り立っている」という言葉です。
完璧な戦略を立てても、天候、運、一瞬の判断のズレで結果は大きく変わる。だからこそ、部員数が圧倒的に多い強豪校が、必ずしもいつも甲子園に行けるわけではないのだそうです。
この「不確実な世界」で勝ちを呼び込むために、選手に求められる基本姿勢として以下の3つの柱が挙げられました。
- 全力で取り組むこと(徹底した事前の準備ができていること)
- 周囲に十分配慮し、常に敬意を払うこと
- 自ら工夫し、自発的に努力すること
どれほど不確実な状況であっても、この3つを徹底できているチームこそが、ここぞという場面でチャンスを掴み取れるのだと痛感しました。これはビジネスにおけるプロジェクトの成功法則とも全く同じですね。
■ 「名将」と呼ばれるリーダー、5つの心得
さらに講演の後半では、指導者(リーダー)としてどうメンバーに向き合うべきか、という具体的な5つの心得が示されました。どれも耳が痛く、かつ深く頷かされるものばかりです。
指導者が心に刻むべき5つのポイント
- できるまで言い続ける (一回言っただけで伝わったと思わない。根気強く泥臭く伝え続けること)
- 「変わる」のではなく「自分が変える」 (環境や他人が変わるのを待つのではない。当事者意識を持つこと)
- 選手は「自分の狭い経験と限られた知識」しか持っていないと心得る (経験の浅い部下の目線を理解し、寄り添う優しさが必要である)
- 人は「自分の価値を正しく評価してくれる人」のために全力を尽くす (認めてくれるリーダーのためだからこそ、120%の力が発揮される)
- 先に「こうすべき」と伝えた上で、それができたか・できなかったかを評価する
特に最後の5つ目にはハッとさせられました。 「失敗してからの後出しのアドバイスは役に立たない」。
結果論で部下を叱るのではなく、事前に「やるべきことを明確に伝える」こと。それこそが、メンバーを迷わせずに勝利へと導く「名将」の条件なのだそうです。
■ 最後に:これからの組織づくりに向けて
今回の講演を通して、私自身も「伝える努力」や「事前の明確な方針提示」が十分にできていたか、改めて襟を正す機会となりました。
メンバーが安心して「自発的な工夫」を生み出せるよう、まずは私自身が「やるべきことを明確に伝える」リーダーでありたいと思います。
皆さんは、この杉本氏の言葉から何を感じたでしょうか? 日々の仕事やチームマネジメントに、ぜひ一つでも取り入れてみてください。



