未来の安心をつくる「減価償却」の考え方
前田 真教 社長BLOG|株式会社エステートセンター代表
2026.01.13
「減価償却(げんかしょうきゃく)」という言葉、会社を経営されている方には馴染み深いものですが、サラリーマンの方にとっては少しイメージしづらい概念かもしれませんね。
かくいう私も社長業を引き継いでからなんとなくわかっているというレベルです。
簡単に言うと、減価償却の本当の目的は**「使ったお金(資本)を、将来のために回収しておくこと」**にあります。
建物や設備は、いつか必ず古くなり、買い替えや修理の時期がやってきます。その「いざという時」に、慌てず新しい投資ができるよう、あらかじめ準備をしておく。会計上は「経費(費用)」として処理されますが、その本質は**「未来への備え」**なのです。
私自身、アパート経営をしていて痛感するのは、建物はまさに「償却資産」だということです。10年、20年と経てば、屋根や外壁の防水工事といった大規模な修繕は避けて通れません。
今は借入金の返済もありますし、金利の上昇傾向もあって、資金繰りは決して楽な状況ではありません。しかし、だからこそ「減価償却分は、未来の修繕や次のステップのための投資である」と捉えることが大切だと感じています。
ただ「お金が出ていく」と考えるのではなく、将来の安心を積み立てている。そんな前向きな意識で、日々の経営に向き合っていきたいものです。



