成瀬あかりに学ぶ「地元への執着心」それが地域活性化のエネルギー

成瀬あかりに学ぶ「地元への執着心」それが地域活性化のエネルギー

前田 真教 社長BLOG|
株式会社エステートセンター代表
2025.12.23

話題の『成瀬は天下を取りに行く』を読み、私は心地よい衝撃を受けました。主人公・成瀬あかりは、大津市民憲章をバイブルのように指針とし、それを一切の照れなく実行に移します。彼女にとって、憲章に掲げられた「郷土を愛し琵琶湖の美しさをいかしましょう」という言葉は、唱えるものではなく、体現すべき「行動」そのものなのです。

翻って、不動産業に携わる私たちの「まちづくり」はどうでしょうか。立派な計画を語る人は多くても、成瀬のように「閉店する西武デパートに毎日通う」「街の魅力を全力で宣伝する」といった、執着に近い当事者意識を持って動く人は稀です。しかし、本来まちづくりとは、誰に頼まれずとも「この街を良くする」と勝手に宣言し、そこへ人々を巻き込んでいくエネルギーから始まるものではないでしょうか。

成瀬は、自分の好き勝手に動いているようでいて、その実、常に「街のために何ができるか」を問い続けています。私たちが提供するのは単なる土地や建物ではありません。成瀬のような真っ直ぐな情熱を持ち、自ら立てた旗を降ろさずに、この街の風景を塗り替えていく「意思」そのものです。

「有言実行」を貫く成瀬の姿勢に、私はこれからのまちづくりの本質を見ました。スキルは後から付いてきます。まずは「この街で天下を取ってやる」という、青臭くも熱い野心を持った仲間と、私は一緒に仕事がしたい。成瀬あかりのように、この街を、自分の力で最高に面白くしてみませんか。