歴史「に」学ぶのではなく、歴史「から」学ぶ。——まちづくりの本質を求めて。
前田 真教 社長BLOG|株式会社エステートセンター代表
2025.12.25
よく「歴史に学ぶ」という言葉を耳にします。過去の出来事を知識として蓄え、失敗を繰り返さないという意味では正しいでしょう。しかし、不動産業を通じてこの街の未来を創る私たちがすべきことは、一歩踏み込んだ「歴史『から』学ぶ」姿勢であると考えています。
歴史「に」学ぶのが「点」の知識だとしたら、歴史「から」学ぶのは、先人たちが何を願い、どんな壁にぶつかり、それでもなぜこの街を愛してきたのかという「文脈」を読み取ることです。例えば、かつて賑わいを見せた本通り商店街や智頭街道商店街、地域に愛された古い建物には、当時の人々の熱量や「こうしたい」という願いが詰まっています。それらを単なる「古い情報」として切り捨てず、現代に活かせる「本質的なエネルギー」として抽出すること。それが、歴史から学ぶということです。
人間が引き起こした課題や変化も、歴史の連続性の中で捉えれば、私たちが今何をすべきかが見えてきます。過去の叡智を借りながら、今の技術と情熱で新しい価値を上書きする。これこそが、私の考える理想のまちづくりです。
私たちは、単にマニュアル通りに動く人ではなく、目の前の風景が持つ歴史を想像し、そこから未来へのヒントを掴み取れる感性を持った仲間を求めています。過去を知り、現在を全力で走り、そして百年後の歴史に誇れる街を共に創りませんか。
